僕たちは

あまりに重要なことを知らない気がする。そして何が重要なことなのかも。そして重要でないことを知りすぎていたかもしれない。

本当に僕たちが大切にしなければいないことについてじっくり考える必要があると思う。まずは、ある事柄についてその本質を理解することだと思う。案外、分かっているようでその表面的なことにしか触れていないことは多いと思う、それに気づかず。本質は何なのか?それが変化すれば、それ全体に影響するパラメータは何なのか?これはあらゆる物事について腰を据えて考えるべきだと思う。そこを突けるようになると、だいぶ物の見方・捉え方には変化が生じる。

次は、物事の優先度についてだ。何をしなくてはいけなくて、何をしなくて良いか。もちろん、しなくてだけではなくしたいでも良い。これは間違えると時間の経過的に取り返しのつかないことになるであろう。それに気づいたときに、絶対に取り戻せなくなるようでは、あまりに損害が大きすぎる。だから、今、大切なことについて優先度を考える必要がある。

恋や愛などのあまりにも複雑過ぎる形ないものに対しても、向き合うことが必要だと思う。これを欠いたら、人間としての魅力が「ない」に限りなく近づいて行きそうな気がする。反対に、向き合っている人にはあまりにも尊すぎる、人間臭さが備わっている気がする。

これらは重要だと思うことの一部に過ぎず、時の変化、環境の変化、心境の変化によって、変わりえることであって、永久的なものではない。だから、時より、腰を据えてじっくり考える必要があると思う。また、「自分にとっての―」を基準に測らなければいけないのは、言うまでもない。

そして一番の問題は、これらのことについて、本当に重要なのか知らないことだと思う。